昔より高く売れるようになったモノグラム

モノグラムのモチーフは100年以上の歴史を誇り、モノグラムのバッグや財布は世界中で愛され続けています。

モノグラム柄を採用した定番モデルも多く「アルマ」「スピーディ」「ネヴァーフル」など、ベストセラーとなっているアイテムが多数あります。

インターネットを通じて中古市場のマーケットも広がったことや、物価高により同じ製品でも定価が上がったことから、モノグラムの製品は全体的に昔より高くなっています。

中古市場においてルイヴィトンは、他ブランドよりも人気と需要があり、リセールバリューが高いブランドとされています。

ブランドとして価値が高いことはもちろんですが、商品ごとの人気やラインの人気によってリセールバリュは変わってきます。

ルイヴィトンの中でもっとも人気の高いラインが「モノグラム」です。イニシャルのLとVを組み合わせたロゴデザインは、世界中で知名度がありどこの国でも需要があります。

次点で「ダミエ」も人気が高く、モノグラムやダミエをベースとした派生ラインもリセールバリュは高いです。

反対にエピやタイガ、ロゴのないオールレザーのアイテムなどはルイヴィトンでは高値がつきづらい傾向にあります。

モノグラムはPVCレザーといわれる化学繊維の素材を用いています。天然素材を使ったラインよりも、定価が安く設定されています。

PVCレザーに関しては原価が安いと言われていますが、その分耐久性も高く雨などにも強いという特性が評価される一面もあります。

タイタニック号から引き上げられたトランクケースの中身が無事だった逸話など、もとよりルイヴィトンはデザインだけでなく耐久性や品質が評価されてきました。

モノグラムで使われる素材はその象徴とされ、古いアイテムでも価値が高いです。

定価が高く設定されている「エピ」「ヴェルニ」「トリヨンレザー」などのアイテムよりも、モノグラムの製品の方が高く売れる傾向にあります。

モノグラムのアイテムは国内でも人気がありますが、近年はアメリカや東南アジアなどを中心に需要が高まっています。

どちらかというと現行品のモノグラム製品ではなく、古い廃盤となったアイテムなどの需要が高い傾向にあります。

国内でモノグラムのアイテムはバブル期をピークとし、現在の日本では昔買ったモノグラムのアイテムがまだまだたくさん寝かされていると言われています。

相場も上昇しているため、当時定価が安かった時期に購入した商品などを売るにはベストなタイミングです。

モノグラム製品の具体的な買取相場について

ルイヴィトンの主要アイテムの買取相場を紹介します。

過去のモノグラム製品はとても多いので、同じモデルがなくても近いモデルを参考にしていただけると幸いです。

使用感のあるものを「Bランク」、状態が良いものを「ABランク」と置き換えてチェックしてみてください。

安定して高く売れる定番モデル

定番品として中古市場で流通数の多いアイテムですが、現行品として販売しているものも多く、安定して高値がつきやすい傾向にあります。

ルイヴィトンの相場が上がれば、真っ先に上昇するのがこのあたりのモデルです。

人気の高いショルダーバッグや2WAYバッグ

定番ではありませんが、安定して人気があるモデルがショルダータイプや2WAYタイプのバッグです。

似たようなモデルも多く種類も豊富ですが、モデルや形を問わず高値がつきやすい傾向にあります。

今まさに相場が高騰しているモデル

数年前と比較し、特に相場が上昇したモデルをピックアップしています。

モノグラム製品の査定ポイント

モノグラムのアイテムは状態によって金額が大きく変わります。

古いものになればなるほど、状態が良い品の流通数は減っていき、希少価値が上がっていきます。

細かな査定ポイントも解説します。

ぱっと見ですぐわかる部分で、もっとも重要なのがヌメ革部分の色焼けです。

モノグラム製品のヌメ革は購入時は白に近い色ですが、使っていくうちに飴色になっていきます。

エイジングとしては良いですが、買取査定の評価としては、できるだけ新品に近い状態の方が金額が高くなります。

モノグラムの製品のほとんどがヌメ革によるショルダーやハンドルを採用しています。

レザーなので丈夫ではありますが、持ち手となる部分が劣化したり、重さによる負荷が付け根にかかりやすかったりします。

ここを見れば実際にどれくらい使ったかはわかるため、一番状態の状態に影響する項目です。

近年の製品にはありませんが、古いモノグラムのアイテムは内ポケットにベタつきが発生するものがあります。

長期保管していると湿気によって、気付かない間にベタつきが発生してしまうこともあります。

ベタつきが発生するモデルは中古市場にも同じ状態の製品が多く流通しているため、極端に値段が下がることはありませんが、少なからず査定に影響します。

モノグラムのアイテムは付属品がなくても買取可能です。

ただ製品によっては「2WAY用のストラップ」や「カデナ・鍵」などが付属するものもあります。これらは査定に影響するため、できるだけ付属品を揃えてお査定いただくことがおすすめです。

それ以外の箱や保存袋、ショッピングバッグなどはなくても問題ありませんのでご安心ください。

まとめ

ルイヴィトンのモノグラム製品は定番品としていつの時代も需要があります。

国内ではもう古くなった？と思う状況でも、海外での需要も高いため、ブランド品の中でも安定して高値がつきやすいです。

ブランド品などの贅沢品が物価高によって高騰しているため、数年前より高く買取できるアイテムが多いです。

お手元のモノグラム製品の売却を検討している場合、