エルメスの定番バッグ「ピコタンロック」について

ピコタンロックはエルメスのバッグの中では、まだ価格が安く幅広い人気があるアイテムです。

中古品でも一定の需要があり、リセールバリューに優れています。

どんなに使っていても価値がゼロになることはないバッグの一つです。

ピコタンロックは、バーキンやケリーほどではありませんが、正規店でもやや入手が難しいモデルです。

特に小型モデルの人気カラーは競争率も高く出会えたらラッキーです。

モデルによる人気のばらつきはあるものの、エルメスの定番品として広く認知されていることから全体的に中古でもお値段がつきやすいバッグとなっています。

ピコタンロックの定価は以下となっています。

ここ5年ほどで15万円くらい上昇しました。それに伴って中古市場での相場も高騰している傾向にあります。

数年前に売った場合より、今売った方が高く売れる可能性が高いです。

現行品は「ピコタンロック」といって付属のカデナを取り付けることによって、簡易的ですが封をすることができます。（実際に鍵をつけて使用している方は少ないと思いますが・・・）

2007年以前のものは「ピコタン」という名称で、バッグ全体の大まかな形状こそほぼ同じですが、カデナが付属せず鍵を通す穴がありません。

旧型のピコタンは、現行品のモデルより買取相場が大きく下がる傾向にあります。

現在の相場だとピコタンロックは最大で55万円〜60万円前後でのお買取が可能です。

ブラックやエトゥープといった人気カラーであれば、定価以上の買取相場となる場合があります。

ただし定価が40万円前後だった時代と比較すると、定価以上でお買取できるモデルは減ってきています。

中古ピコタンロックの買取傾向について

ピコタンロックはモデルによってかなり人気にばらつきがあり買取価格も変わってきます。

ピコタンロックのサイズ展開は「PM」「MM」「GM」「TGM」とあります。

人気は小さいものほど人気が高く、一番定番のPMサイズがもっとも高くお買取することができます。

GMサイズ以上は流通数が極端に少なく、メンズ需要も高いため、一部のカラーやモデルであれば高い場合もありますが、基本的に大きくなるほど定価は高いですが買取価格は下がります。

ピコタンロックの買取価格は主に色によって異なります。

中でも人気が高いのが「ブラック」「エトゥープ」「ゴールド」です。

これら3色は定番として時代やトレンドに影響されず需要が高いです。反対にレッドやブルーなどの鮮やかな色は買取価格が低いです。

定番人気色の買取相場の目安

近年生産されているピコタンロックのほとんどが「トリヨンクレマンス素材」となっています。

それでも全てではなく、過去にはスイフト素材やエプソン素材のモデルも生産されていますが、トリヨンクレマンス以外の素材は買取価格が下がります。

エルメス製品は刻印が製造年を判別することができます。年式が新しいものほど高くお買取可能です。

最新の2025年（K刻印）のアイテムと、10年前に製造されたアイテムでは、、未使用の場合でも10万円以上金額に差が出ます。

状態が悪くても、新しければ高値がつきやすい傾向にあります。

ピコタンロックの査定ポイントを解説

ピコタンロックの査定ではハンドルの状態が重視されます。

シンプルな作りのバッグのため、ハンドルにダイレクトに使用感が出やすいです。

ハンドルが黒ずんでいたり、コバが割れてしまったりすると、状態ランクの評価に大きく影響します。

ピコタンロックは内側部分に革張りがされていません。レザーの床面（裏側）がそのまま使われていて毛足が存在します。

使用していくと細かな繊維が毛羽立っていき、新品状態とは風合いが変わってくる傾向にあります。

毛羽立ちが多いと使用感があると判断され、査定金額に影響します。

ピコタンロックにはカデナと鍵は付属しています。エルメスのカデナは単体でも価値がある付属品で、欠品すると査定金額が下がります。

またカデナをつけたまま鍵だけを紛失してしまった場合でも、買取は可能ですが、金額が多少下がってしまいます。

エルメスのバッグのように専用の付属品はないため、付属品が一切ない場合でもそこまで金額は下がらないのでご安心ください。

まとめ

ピコタンロックは近年エルメスを代表するアイテムとして中古需要が高い品です。

近年は人気の応じて定価も上昇して相場が高まっています。そのため使用して古くなったアイテムでも当時買った金額の半額くらいでお買取できるケースも多いです。

ブランドバンク池袋店では新品だけでなく、中古のピコタンロックの買取にも力を入れています。

ぜひ一度お気軽にご相談ください。